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噛むと甘酸っぱい果汁がジュワーっと口の中に溢れてくるパイナップル。鮮やかな色が気分を盛り上げてくれるので、フルーツの盛り合わせにも欠かせません。パイナップルは美味しいだけでなく栄養も豊富で、疲れやすい現代人にはうってつけのフルーツです。ここでは、パイナップルの栄養素やおすすめの品種、美味しい食べ方について紹介していきます。
パイナップルにはブロメラインという独特の栄養素が含まれています。ブロメラインはたんぱく質を分解する酵素のことです。胃の消化活動を手助けし、腸内の腐敗物を分解してくれるので、消化不良の改善や整腸効果が期待できます。食事で肉類を食べた後には、デザートとしてパイナップルを食べるとブロメラインが働きやすくなるでしょう。他にも、ビタミンB1が多く含まれています。ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変換する働きがあり、代謝を良くしてくれる栄養素です。また、パイナップルには疲労回復効果のあるビタミンCやクエン酸も含まれています。ビタミンB1との相乗効果によって、疲れをリフレッシュしたり老化防止したりする効果が期待できるでしょう。
パイナップルのおすすめの品種を3つ紹介します。1つ目はゴールデンパインです。甘みが強くて酸味がそれほどないため、甘いものが好きな人に向いています。甘い香りと黄色が濃い果肉が特徴的です。2つ目はスウィーティオです。日本人の味覚との相性が良く、酸味は控えめで甘い品種になります。3つ目はスムースカイエンです。世界で一番生産されている品種で、酸味と甘みのバランスがいいため、甘すぎないものが食べたい人におすすめです。果汁が多いため、缶詰やジュースに加工するのに向いています。日本で流通されているパイナップルの産地は、ほとんどがフィリピン産です。フィリピンからアジア圏内への輸送コストが少なく済むため、安価で良質なものを買うことができます。
パイナップルはカットしてそのまま食べることもできますが、料理やスイーツに使って美味しく食べることもできます。酢豚やハンバーグなどの肉料理に入れると、ブロメラインという酵素がお肉を柔らかくしてくれます。他にも、パウンドケーキやタルトに使用するのも良いでしょう。輪切りにしてケーキの上にのせてもいいし、細かくカットして生地に混ぜ込むのも良いです。甘酸っぱいスイーツができあがります。