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数々のランキングで一位を獲得している森のくまさん。「最も食べてみたいお米」としても、グルメの間で話題になっています。熊本で誕生した森のくまさんは、サッパリとした味わいでそのまま食べても、アレンジして料理に活用しても美味しいと言われているのです。そんな森のくまさんの特徴や味、美味しい食べ方について紹介します。
森のくまさんはコシヒカリとヒノヒカリを掛け合わせたお米で、両方の良いところを受け継いだお米です。平成元年から熊本県で開発がスタートし、平地での栽培用に8年の年月をかけ、本格的に栽培されるようになったのは9年目のことです。森の都という意味と熊本で生産されたという意味を込めて、森のくまさんと名付けられました。
毎年行われている日本穀物検定協会の米食味ランキングでは、2010年から5年連続で特Aランクを受賞しています。このランキングでは味や硬さ、香りや粘り気、見た目の項目からお米の評価をつけていきます。過去にはお米の中でも最高得点を叩き出したり、2017年にも特Aランクを獲得している実力です。
見た目は他の品種と比べても細めで、炊き上がると艶が出るのが特徴です。香りは爽やかな印象があり、炊飯器などで炊いているときにも良い香りがします。鼻にまとわりつくような香りではなく、スッと鼻から抜けるようなイメージです。食感はモチモチしていて、柔らかくて粘り気があります。甘みがあるのが特徴で、コシヒカリとヒノヒカリの良いところをバランス良く受け継いでいます。美味しさが口の中に広がり旨味も感じられますが、後味がサッパリしているのでしつこくないです。
森のくまさんを美味しく食べるには、丁寧に炊き上げることがポイントです。お米を研ぐときには軽く洗うだけにして、素早く表面の汚れを落とす程度にします。水の量はお米の量と同じくらい、または炊飯器の目盛りに従って入れます。新米の森のくまさんを使うときには、水は少し少なめにすると丁度良いです。水を入れたらそのまま給水させますが、暑い日は30分、寒い季節は2時間おいておきます。給水をすることで、お米の芯まで水が行き渡るのです。炊き上がったら15分間そのままにして、蒸らします。底からお米をすくうようにして混ぜ合わせて完成です。