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わらびは、日本では多くの地域で食べられている山菜の代表格と言っていい存在です。時期になると、山にわらびを採取しに行くという人もいるでしょう。山菜としては若芽の部分が食べられるようになっており、天然物以外にも栽培されたわらびも多く見られます。近年では低カロリーであることから、健康食としても見直されるようになっています。
日本では様々な山菜が食べられていますが、その中でもわらびが好きだという人は多いでしょう。わらびは様々なミネラル分を含んでいる山菜ですが、その他にもビタミンB2や葉酸が多く含まれていることで知られています。ビタミンB2は体内で大事な働きをしている栄養素で、その働きの中には脂質の分解があります。脂質を分解してくれるということはダイエットに効果的ということであり、低カロリーで低糖質であることもあってダイエット食としても優れています。葉酸はDNAやタンパク質の合成を促す大事な栄養素で、特に妊娠中の女性にとって大事な栄養素と言えます。胎児の先天性異常の発生を防ぐ効果があるため、厚生労働省でも摂取が勧められている栄養素となっています。
シダ科の植物で数ある山菜の中でもポピュラーなわらびですが、実はアクが強く生のまま食べてしまうと中毒を起こしてしまうことがあります。そのため、わらびを食べる際にはまずはアク抜きをしましょう。お湯を沸騰させたところに重曹か木炭を入れ、そこにわらびを入れてから再び加熱します。沸騰寸前で火を止め、落し蓋をしてから自然に冷めるまで待ちましょう。十分に冷めてから水を変え、一晩水にさらして置いておくことでアク抜きをすることが出来ます。
わらびは全国で採取出来る山菜であることから旬も地域によって変わってきますが、主な旬は3月～6月頃だとされています。わらびはアク抜きした後でサラダやお浸しなどで食べることも出来ますが、その他にも様々な料理に使えます。和風の食材としてはそばなどに使うことも出来ますし、洋風と合わせてパスタの具材としても楽しむことが出来ます。また、その他の山菜と共に炊き込みご飯にしても美味しく食べられます。