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白くこんもりとした見た目にサックリとした歯ごたえ。あっさりした風味がどんな味付けにも合うカリフラワーは、冷蔵庫にあればとても助かる野菜です。最近ではカリフラワーの持つ栄養と使い勝手の良さが再注目され、健康や見た目に気を遣う人々からの人気が高まってきています。そんな今話題のカリフラワーについて、ルーツや特徴などをまとめました。
カリフラワーはブロッコリーと同じくアブラナ科の野菜です。生まれたのは地中海沿岸と言う説が有力ですが、詳しい原産地はまだはっきりしていません。16世紀から19世紀にかけてヨーロッパで広まり、その後アメリカやアジアへ伝来したと言われています。日本へは明治になってから持ち込まれましたが、よく食べられるようになったのは昭和30年頃からです。戦後に洋食の文化が浸透したことで、食卓へ並ぶ機会も次第に増えていきました。カリフラワーの旬は11月～3月ですが、現在は1年を通して手に入れることができます。地域によってはスーパーに並ぶ量が少ない時期もありますが、そんな時は通販の利用が便利です。
カリフラワーの特徴と言えば、まるで降り積もった雪のように白くこんもりとした姿ですよね。普段食べているあの白い部分は、実はたくさんのつぼみがギュッと集まったものです。独特のサックリした歯ごたえがあるのもそのおかげです。ちなみに、カリフラワーが白いのは日光を当てないようにして栽培するためです。日光を当てると白い部分が黄色くなって育ちます。また、品種によってはオレンジや紫色をしたカリフラワーもあります。こちらを料理に使えば食卓が色どり豊かになるでしょう。白いカリフラワーはもちろん、カラフルなカリフラワーもおすすめです。
カリフラワーにはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれています。特にビタミンCの量はイチゴやみかんよりも多く、疲労回復や風邪の予防にはぜひカリフラワーをおすすめします。ビタミンCは熱を加えても壊れにくいビタミンなので、どんな調理方法でもたっぷり摂取できるのが嬉しいポイントです。その中でもおすすめのレシピは、カリフラワーのチーズ焼きです。あっさりした味のカリフラワーにコクのあるチーズが相性抜群です。カリフラワーを茹でてチーズをかけ、オーブンで焼くだけなのでササッと作れます。お好みでマヨネーズを足してもいいでしょう。