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枝豆というとおつまみのイメージが強いですが、糖質が低いのでダイエット向きの食材と言われています。枝豆は野菜ですが、たんぱく質が豊富でビタミンも含まれています。ここではそんな栄養価が高い枝豆の栄養素と効能、おすすめの食べ方をご紹介します。おつまみにもダイエットにもぴったりの枝豆をぜひ食べてみてください。
枝豆は未成熟の青い大豆を収穫したものです。奈良時代にはすでに現在のような形で食されていました。江戸時代になると夏に路上で枝豆売りの姿があり、よく食べられていたようです。現代のファーストフードのような存在だったのかもしれません。枝豆は豆と野菜の両方の栄養素を併せ持っていて、植物分類学上は豆ではなく緑黄色野菜に分類されます。品種により差はありますが、米や小麦の2～3倍のたんぱく質を含んでいると言われています。また、大豆にはないビタミンCやビタミンAなどのビタミン類も豊富です。枝豆はたんぱく質と同時にビタミンも摂取できる優れた食材です。
枝豆に含まれるたんぱく質の中に、必須アミノ酸のひとつであるメチオニンという成分があります。メチオニンには肝臓の中に入ってきた毒素や老廃物を排除する作用があると言われており、血中のコレステロール値を下げる効果があるので、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防に最適です。また、肝臓に良いと言われるオルチニンも含まれています。オルニチンにはアルコールの分解に疲れた肝臓の力を回復する作用があるため、お酒のお供に枝豆というのは非常に理にかなっていると言えます。
枝豆の一般的な食べ方として思い浮かぶのは塩茹でですが、お湯で茹でると豊富な栄養成分がお湯に流れ出てしまいます。そこでおすすめなのが枝豆の蒸し焼きです。蒸し焼き状態にすれば、栄養成分やうまみを逃がすことなく閉じ込めることができます。蒸し焼きはフライパンとアルミホイルがあれば簡単に作れます。まず、フライパンにアルミホイルを敷き、枝豆を並べて塩を振ります。その上にアルミホイルをかぶせて蓋をします。さらにフライパンの蓋をして中火で10分間ほど焼きます。枝豆に火が通っていたら完成です。ほんのり焼き目がつき、香ばしい香りが何とも食欲をそそります。塩茹でとは一味違う蒸し焼きの味わいを是非楽しんでください。