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春先に旬を迎えるぜんまいは、煮物やおひたしなどの日本料理に欠かせない山菜の1つです。日本各地の山地や野原に自生しており、生息域が似ているわらびと共に古来より親しまれています。株が雌雄に分かれていたり、食べる前に灰汁抜きが不可欠であったりと意外と秘密が多いぜんまいの特徴や魅力について紹介していきます。
ぜんまいは、ゼンマイ科に分類される多年性のシダ植物です。山地や野原に自生し水気の多い場所を好むため、特に渓流や水路の脇に群生します。北海道から沖縄まで広く分布していて、古くからわらびと並んで親しまれてきた山菜の1つです。3月中旬頃に土から芽を出して、幼葉をうずまき状に包んだ状態で伸びます。次第に綿毛が取れて青い葉へと成長しますが、食材として用いるのはこの幼葉の時期の芽の部分です。ぜんまいには雌雄があり、それぞれ男ぜんまいと女ぜんまいと呼ばれています。男ぜんまいはやや固く味も良くないため、食材として採取されるのは女ぜんまいの方です。収穫する際の注意点は全部採取すると子孫が残らないため、1〜2本を残す必要がある点が挙げられます。
ぜんまいには、不溶性の食物繊維が多分に含まれています。不溶性食物繊維は胃や腸の中で水分を吸収して膨らむため、腸の動きを活発にする整腸作用や体内の有毒物質の排出などの効能があります。水分を多く含み低カロリーでありながら、ビタミンKやカロテンといった栄養素も多い食材です。ビタミンKに加えて骨を鍛えるカリウムやカルシウム、体内の酵素の補助的役割を担うマグネシウムも含まれています。妊娠中の女性に必要な栄養素である葉酸やニキビ・肌荒れ予防を担うビタミンB1など希少価値の高い栄養素も見逃せません。
青森県や秋田県など東北地方では、1月上旬に行事食として親しまれている七草がゆの具材として採用されています。灰汁が強いため、山野で採取した場合は沸騰したお湯を用いた灰汁抜きが欠かせません。ぜんまいは主に日本料理に用いられ、おひたしや醤油と出汁を使用した煮付け、和え物などが代表的なメニューです。また、朝鮮半島や中国など広域に渡って自生しているため、韓国料理のナムルや中華料理の炒め物にも用いられています。