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世界には数多くの野菜がありますが、その中でも中国料理などで見かけることが多いのが空芯菜です。葉にぬめりがあり、シャキシャキとした歯応えがある茎が特徴的です。中国では炒めものとして食べられることが多くなっていますが、癖が無い野菜なのでその他にも鍋物などの具材として使ったり、単純にお浸しとして食べるなど用途が広い万能野菜でもあります。
中国を始めとしてアジアの広い地域で食べられており、最近では日本でも見かけることが多くなっているのが空芯菜です。日本では空芯菜という名前ではなく、ヨウサイという名前で売られていることもあります。様々な呼び方がある空芯菜ですが、その旬は7月～9月と暑い時期の野菜です。空芯菜は豊富な栄養素を含んでいる緑黄色野菜で、特にビタミンCやβカロチンが多く含まれている野菜として知られています。ビタミンCは美肌効果が高い栄養素として注目されており、βカロチンはがん予防に効果があるだけでなく、体内で紫外線対策に有効なビタミンAへと変化します。そのため、紫外線が強く肌荒れが心配な夏にはぴったりの野菜となっているのです。また、マグネシウムや葉酸などのミネラルも豊富に含まれています。
空芯菜は本場中国では炒めものとして食べられることが多いということもあり、日本でも炒め物として食べられることが多くなっています。しかし、実は空心菜はとてもカロリーが少ない野菜であることから、ダイエットにも向いている野菜です。他の野菜と比べるとカロリーが少ないというだけではなく糖質も少なくなっているため、糖質制限をしている人でも安心して食べることが出来ます。癖が少ない野菜ですから、ダイエット時には炒めものではなく、サラダとして食べるのが向いていると言えます。油で炒めてしまうとカロリーが気になってしまいますが、生のまま食べることでカロリーを気にせずに空心菜を食べることが出来ます。
中国野菜として知られる空心菜ですが、日本国内でもまだ少ないながらも栽培が行われています。沖縄や九州といった暖かい地域が主ですが、その他の地域でもハウス栽培が行われるようになってきているため、旬である7～9月には多く見られるようになっています。